川崎汽船は10月31日、AI・デジタライゼーション推進室とマーケティング戦略室を2019年1月1日付で新設するほか、11月1日付で環境・技術委員会を設置すると発表した。
AI・デジタライゼーション推進室では、AI/IoTなどのデジタル技術等を活用して既存サービスの付加価値を高め、新たなビジネスモデルを構築することで、より広範な視点から総合物流サービスを提案できる体制と独自のノウハウを強化する。
同時に、社内業務プロセスでも同様の技術を活用し、一層の効率化によって競争力と付加価値創出力の向上を図る。また、同推進室を中心に、社長を委員長とする委員会を立ち上げ、幅広い意見を積極的に汲み上げ、活かしていく。
また、マーケティング戦略室では、「カスタマー・リレーションシップ・マネジメント」を軸にした新たな総合的ビジネスモデルの構築に向けて、グループ横断的な顧客対応力を強化し、顧客に最適なソリューションを提供できる体制の実現を目指す。
そのほか、環境・技術委員会には、SOxグローバルキャップ対応やバラスト水処理規制対応、NOx規制対応、温室効果ガス(GHG)削減など、案件ごとに分かれている環境対応関連の組織をまとめ、総合的かつ一元的に対応する体制を構築する。
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