農業総合研究所は1月11日、佐賀県鳥栖市に日本郵便九州支社と共同で「鳥栖センター」を3月上旬に開設すると発表した。
鳥栖センターは、生産者が直接農産物を持ち込める加工機能を有した集荷拠点と、九州内の農産物を一度集約する物流拠点の機能を併せ持つ施設。
日本郵便九州支社の協力会社が有する既存の物流倉庫を活用し、九州の東西南北を結ぶ主要な幹線道路の結節点である佐賀県鳥栖市に整備する。
センター開設は、農業総合研究所が進めている生産者とスーパーなどを繋ぐ農産物販売プラットフォーム構築の一環。
鳥栖センターへ集荷機能を集約することによって、物流の効率化や物流費の低減を図るとともに、出荷体制や加工機能を拡充し、物流量の拡大につなげる。
今後は、商品のパッキングやバーコードシール貼付などの加工作業も受託できるようにし、生産者の作業負担が出荷量を抑制しない体制を構築していく。