日野自動車は6月26日、デュトロなど小型トラックのリコールを国土交通省に届け出た。
<ブレーキフルードラベルの改善箇所>
<リヤアクスルハウジングの改善箇所>
不具合の部位は制動装置(ブレーキフルードラベル)と走行装置(リヤアクスルハウジング)。
ブレーキフルードラベルについては、ブレーキフルードの種類を示すラベルの貼付指示が不適切なため、ラベルが貼り付けられていないものがある。
リヤアクスルハウジングは、溶接工程での作業が不適切なため、ハウジング端部のフランジが傾いた状態で溶接されているものがあり、回転中心がずれることでリヤアクスルシャフトやベアリングが損傷し、走行できなくなるおそれがある。
改善措置として、ブレーキフルードラベルについて全車両でブレーキフルードの種類を示したラベルをインストルメントパネルに貼り付ける。
また、リヤアクスルハウジングについては全車両で点検を行い、フランジ部に異常がある場合はリヤアクスルアッセンブリを良品に交換する。
リコール対象は、「日野デュトロ」「トヨタ ダイナ」「トヨタ トヨエース」の計177型式7車種6万9104台など。
不具合件数はブレーキフルードラベルが0件、リヤアクスルハウジングが6件で、ともに事故は無し。
■型式等は下記URLを参照
http://www.mlit.go.jp/common/001294259.pdf