デンマークのグリッパーメーカーOnRobot(オンロボット)社は2月20日、吸着痕を残さない「Geckoグリッパー」の新製品「Gecko Single Pad (SP)グリッパー」を発売したと発表した。
<Gecko Single Pad (SP)グリッパー>

<主要なロボットアームに簡単に取り付け可能>

GeckoSPは、Geckoグリッパーのパッドを1つにしたコンパクト版。設置面積と可搬重量が小さい自動化用途向けで、最大可搬重量が1㎏のSP1、3kgのSP3、5kgのSP5の3タイプを展開している。
平滑・光沢・有孔など、さまざまな表面素材の物体を持ち上げ、高光沢面でも跡をつけずに吸着することが可能だ。
OnRobotのEnrico Krog Iversen CEOは「独自のGecko技術を活用することで、他のグリッパーでは実現不可能な工程を自動化できる。今回、コンパクトで柔軟性の高いタイプを提供開始したことにより、より多くの選択肢の中から製品を選択できるようになった。本製品は真のプラグ・アンド・プレイ方式のグリッパーで、使いやすく、費用対効果や柔軟性の高いロボット向けツールという当社の理想的水準を満たしている」とコメントした。