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日本トランスシティ/4~12月の売上高3.2%減、営業利益は増

2021年02月09日/決算

日本トランスシティが2月9日に発表した2021年3月期第3四半期決算によると、売上高742億7800万円(前年同期比3.2%減)、営業利益29億8700万円(11.2%増)、経常利益35億2800万円(1.4%増)、親会社に帰属する当期純利益25億4500万円(9.7%増)となった。

総合物流事業全体の売上高は、735億2500万円(3.1%減)だった。総合物流事業のうち、倉庫業は、入出庫の取扱量が前年同期を上回るまで回復したものの、累計で前年同期におよばず、減少となり期中平均保管残高が増加した。

港湾運送業は、四日市港で、20年5月から本格的に取扱いを開始したバイオマス燃料の取扱量が順調に伸び、海上コンテナの取扱量は前年同期と同水準、完成自動車の取扱量も前年同期を大幅に上回る水準に達した。しかし、第1四半期の影響が大きく、国内での完成自動車の取扱量は減少し、輸入原料の取扱量も減少した。

陸上運送業では、国内貨物の荷動きの回復で、第3四半期はトラック輸送、鉄道輸送、バルクコンテナ輸送ともに取扱量は増加傾向で推移したが、第1四半期での大幅な取扱量減少の影響を受け減少となった。

国際複合輸送業は、輸出入貨物の荷動きの回復で、第3四半期では海上・航空輸送ともに輸出入貨物の取扱量が前年同期を上回る水準にまで回復したが、第1四半期に大幅な取扱量が減少した影響を受けて減少した。

通期は、連結業績予想を上方修正し、売上高990億円(2.6%減)、営業利益33億円(1.1%減)、経常利益40億円(10.9%減)、親会社に帰属する当期純利益36億円(18.6%増)を見込んでいる。

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