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オリックス不動産/京都府に100%再エネ電力のマルチ型物流施設

2022年08月26日/3PL・物流企業

オリックス不動産は8月26日、京都府京田辺市にマルチテナント型の物流施設「京田辺ロジスティクスセンター」を開発すると発表した。

<「京田辺ロジスティクスセンター」外観イメージ>
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<位置図>
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同物件は、京奈和自動車道「田辺西IC」から0.6km、第二京阪道路「枚方東IC」から3.9km の、周辺に工場が立ち並ぶ田辺西工業団地区(B地区)に立地する。京都・大阪エリアなどを含む、関西エリアへの広域配送が可能で、2027年度には、新名神高速道路の全線開通が予定されており、東日本と西日本の結束点としてさらなる交通利便性の向上が期待できる。

建物は、延べ床面積2万15.41m2、地上3階建てのマルチテナント仕様。最小区画は9768.58m2から、最大2テナントまで入居できる。1階には最大19台(10t車、一部4t車)が同時接車できるバースを備え、梁下有効高は5.5メートルを確保。荷物用エレベーター2基・垂直搬送機2基を実装し、効率的な保管・運用が可能となっている。

<100%再生可能エネルギー由来の電力を供給>
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屋上には太陽光発電設備を設置するほか、天候の影響や夜間など発電量が不足する場合にも、オリックスから非化石証書付き(トラッキング付き)の電力が供給されるため、入居テナントは、100%再生可能エネルギー由来の電力を利用できる。また、敷地内には電気自動車(EV)充電スタンドも設置する。

オリックス不動産は、環境に配慮した物流施設の開発に取り組んでおり、開発済みの「松伏ロジスティクスセンター」(埼玉県北葛飾郡)をはじめ、今後開発する物流施設では、100%再生可能エネルギー由来の電力を施設全体に供給していくとしている。

■施設概要
名称:京田辺ロジスティクスセンター
所在地:京都府京田辺市甘南備台 2-14-8(田辺西工業団地区内)
交通手段:京奈和自動車「田辺西IC」から0.6km、第二京阪道路「枚方東IC」から3.9km、JR学研都市線「京田辺駅」から2.9km
敷地面積:1万2479.90m2
延床面積:2万15.41m2
規模・構造:地上3階建て、S造
駐車場台数:普通車44台、大型トラック待機場10台
その他:トラックバース19台(17台:10t車、2台:4t車)、床荷重 1.5t/m2、梁下有効高 5.5m以上、全館LED完備、非常用発電機完備、太陽光発電設備実装、電気自動車(EV)充電スタンド2台設置
設計:西松建設
施工:西松建設
着工:2022年8月1日
竣工:2023年9月末(予定)

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