川崎汽船は5月19日、日本における船員の教育機関である海技教育機構海技大学校に、同社が運航するLNG燃料自動車船（船名「CENTURY HIGHWAY GREEN」）のモデルシップと同船舶の写真パネルを寄贈したと発表した。
＜左が川崎汽船の綾清隆専務執行役員、右が海技大学校の近藤宏一校長＞
5月16日に、海技大学校からは近藤宏一海技大学校長、同社からは綾清隆専務執行役員が出席した贈呈式が行われ、海技教育機構より同社に感謝状が贈られた。近藤海技大学校長からは、「学生、教職員の励みになるとともに、期待に添えるよう尽力する」と謝辞が述べられた。
同社の日本人船員の多くは、海技教育機構での乗船訓練を経て船員として活躍しており、現在も海運業界のニーズに応じた座学および実技研修を海技大学校で受講している。日本人船員の採用や船員教育において、海技教育機構、殊に海技大学校との関係性は深く、優秀な日本人船員の育成への貢献に感謝の意を表し今回の寄贈に至ったもの。
寄贈したモデルシップは、同社が養成するフィリピン人学生が最新のLNG燃料焚き自動車船をベースに作り上げたもの。海技大学校に展示されることで、環境に配慮した船舶技術の発展や同じ志を持ったフィリピン人学生の情熱に触れていただき、同校の学生にさらなる成長や進歩を促すことを期待している。
