日東電工のグループ会社 ニトムズは12月1日、－24℃までの低温環境下にも対応できる「低温耐久ラインテープ DLT-FR」を発売した。冷蔵・冷凍製品を扱う物流倉庫での区画整理などに利用することを想定したもの。
＜6巻入りの箱（左）と低温耐久ラインテープ＞
＜独自の3層フィルム構造＞
従来の耐久ラインテープは、工場や倉庫でのマーキングなどに使われるが、業界全体で見ると冷凍冷蔵倉庫では床貼りが困難という課題があった。
現場では、液状塗料（ペイント型）や粉体塗料（溶融型）による区画整理が行われていたのが実態。塗装のはがれや、はがれた後のライン引き直しが困難といった問題を抱えていた。
＜推奨環境温度は－24から－2℃＞
そこでニトムズは、低温環境下でも粘着力を維持できる専用粘着剤を採用したラインテープを開発。－24℃でも区画整理などに使用できるようにした。
独自の3層フィルム構造により耐久性に優れ、やぶれたりはがれたりしにくい。
伸縮・蛇行しにくいので、1人でもまっすぐ貼りやすく、簡単に設置できる点も特長。フィルムと粘着剤がしっかり接着しているため、はがす際に「のり残り」しにくく、一時的な区画整理にも使えるという。
■製品概要
品名：低温耐久ラインテープ DLT-FR
特長：氷点下24度までの低温環境に対応、独自の「3層フィルム」構造による耐久性、伸縮・蛇行しにくくまっすぐ貼りやすい、はがす時にのり残りしにくい
用途：冷蔵倉庫における区画や定位置の表示など（推奨環境温度-24℃から-2℃）
サイズ：幅50mm、長さ20m
色：白
材質：＜基材＞ポリエステルフィルム、PO系ベースフィルム、PO系粘着補助フィルム、＜粘着剤＞アクリル系、＜はくりフィルム＞ポリエステルフィルム
発売日：2025年12月1日
サイト：https://www.nitoms.com/special/linetape/
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