日本通運は6月27日、第13回物流環境大賞で「物流環境保全活動賞」を受賞したと発表した。
受賞したのは、日本貨物鉄道、屋久島電工と共同で申請した「屋久島電工(炭化ケイ素)の鹿児島から全国までの輸送を鉄道輸送へモーダルシフトすることによる省エネルギー事業」が評価されたもの。
これまで、屋久島電工が国内で唯一製造・販売している「炭化ケイ素」について、3か所に分散して海上輸送・保管し、さらにトラックで最終目的地まで二次配送されていた。
これを鹿児島港まで海上輸送、日通鹿児島支店倉庫で保管し、オーダーに応じて鉄道コンテナを利用した全国輸送を行う形に切り替えたもの。
1か所集約の輸送・保管と、鉄道を利用したモーダルシフトの導入により、従来に比べてCO2排出量を約535トン、約28%削減した。