パナソニックは9月21日、中国で発生した反日デモによる製造拠点の被害状況を発表した。
人的被害はなく、物的被害では3か所での被害を報告している。
デバイス工場青島工場では、工場建屋、設備、備品等で破壊被害を受けたが、大きな被害ではなかったとしている。復旧作業と再開準備を始めているものの、生産再開時期は未定。
デバイス社蘇州工場も同様に工場建屋、設備、備品の一部で被害を受けたものの被害は小規模。9月17日から一部の生産を再開している。
システムコミュニケーションズ社珠海工場では、10人程度の中国人従業員による抗議行動があったため、操業を停止し、従業員を自宅待機とした。現在、早期の再開に向け準備中。