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成長戦略/交通・物流システムの高度化・実装化

2013年06月12日/物流施設

政府は6月12日、成長戦略をまとめたが、交通システムの分野で、車車間通信、路車間通信等を用いた安全運転支援装置・安全運転支援システム、自動走行システム、渋滞予測システム、物流システムの構築によるヒト・モノの安全・快適な移動の実現を国家プロジェクトとして進める。

そのために、推進体制を構築し、官民でロードマップを共有し、研究開発と実証、これを可能とする制度整備を集中的に進める。

安全運転支援システム、自動走行システムの開発・環境整備について、関係省庁の連携による研究開発、政府主導の実証計画の策定・実施、内外事業者によるアライアンス形成からなる運転支援システム高度化計画を策定する。

今年8月末までに検討を進め結論を得た上で、政府の推進体制を確立し、関係省庁が連携し取り組む。

車両関連ビッグデータによる情報サービス環境の整備について、渋滞抑制や安全性向上等に有効な官民の様々な情報の統合活用を図るため、公的機関の所有するデータ(道路交通情報等)のオープン化と民間の所有する一般の車両から収集した位置情報やGPSデータ等との統合によるビッグデータ化を進め、さらに、民間も活用可能な環境を整備する。

リアルタイムな渋滞情報の提供のみならず、天候、道路工事情報、物流量、過去の渋滞情報等を用いて、アクティブに渋滞を予測するシステムを確立し、普及する。

貿易関連手続等の迅速化・港湾の利用時間の延長を図るとともに、アジア諸国等との物流情報システムの相互連携を進め、荷物情報のタイムリーな把握を可能とすることで、効率的で円滑な物流を実現する。

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