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光英システム/ルート解析システム「アドレスマッチ」本格販売

2001年06月14日/未分類

光英システム株式会社(代表取締役社長 葦津 嘉雄、東京都新宿区西新宿8-4-5ケイタツ第一ビル5F)は、物流現場における配送先の住所データを取り込み、自動的に地図にその位置を表示するとともに、配送先の輸送ルートの最適化を自動的に行う業務用パッケージ「アドレスマッチング2000(配車編)」を開発、販売を開始した。
「アドレスマッチング2000(配車編)」は、何丁目何番地の住所まで、地図上での表示を可能にし、さらに東京都内は何号まで表示が行える。
これは、住所を地図の緯度経度に変換して対応しているためで、ここまで詳細な地図表示を行う市販用パッケージは国内では初めて。
配送先の登録は5000件まで可能で、エクセルなどのデータをインポートすれば、すぐに地図表示が行える。また、エリア単位ごとなどの配送先のルート計算、距離、時間も自動計算し、その間の交差点間距離、速度などもシミュレーションができ、最適な配送ルートの順番を作成する。1ルートの配送先件数は100件まで可能。
その配送ルートは地図画面上で高速道路、一般道、一方通行といった交通環境に沿った地図上ルートの表示が行える。
同社は、かねてから物流分野におけるAIによる配車計画支援システムのトップベンダー(40社、250システム納品)として、企業の物流コスト低減を狙いに各種エキスパートシステムを開発してまいりましたが、この度、SCMの具体的実現システム「アドレスマッチング2000(配車編)」を開発し、物流現場の効率化促進を図るために業務用パッケージとして販売することになりました。
市販されている廉価なデジタル地図の簡易ルート検索と違って、業務用でも充分活用できるシステムとして、今までの配車計画支援システム開発のノウハウを投入した。
具体的な利用では、コンビニ、小売店向けなどの小口配送、積み合わせ配送といった複数の配送を行う場合に、ルート、時間を調べたり、定期的な配送ルートの見直しなどに活用できるとともに、百貨店配送、通信販売、BtoC、BtoBといったインターネットでの個人向け配送にも威力を発揮するものと見ている。
また、コピー機、コンピュータ、通信分野のメンテナンス、ルート営業といった分野、市場マーケティング調査などの分野でも充分活用ができるものと考えられている。
販売先では、企業の出荷部門、物流部門、一般の運送会社での配車部門などを中心に考えており、来年3月までに100セット、2年後には1000セットを販売する計画だ。
同社の葦津嘉雄社長は「長年、大手企業のニーズに沿った配車計画システムを開発してきたが、輸送の基本である配送先の住所、各2点間距離、時間といったものを共通したデータベースとして、構築してきたものをやっとパッケージ化することができた。地番や、住居表示が変わっても緯度、経度は変わらないので、現在の住所表示における地点を表示できるようになった。交差点間の速度も我々のこれまでのデータの蓄積によって、策定したもので、業務用に充分活用できるシステムとなっています。住居表示の変更は、新しい道路などの修正は今後も行っていきます」と説明している。
価格は、アドレスマッチ2000全国標準地図版50万円。(オプション製品)東日本詳細地図75万円、西日本詳細地図75万円となっている。
基本版には次の機能が入っている。①漢字住所の緯度・経度の自動変換(人工知能技術)②全国の町丁目字データ③全国の番地データ(街区表示地区)④東京の号データ(街区表示地区)⑤地図表示(縮尺32万分の1から800分の1まで12段階/インクリメントP株式会社の地図データ使用)⑥距離計算用のノードとリンクデータ(インクリメントP株式会社提供)。

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