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SAP/「SAP CRM 2.0C」日本語版を出荷開始

2001年06月14日/未分類

SAPジャパン株式会社(代表取締役社長:藤井 清孝、本社:東京都千代田区大手町、以下SAPジャパン)は、mySAP.comソリューションの核となる「SAP CRM 2.0C」を6月1日より正式出荷を開始した。SAPジャパンがCRM製品の日本語版を正式出荷するのは初めて。
従来のCRMシステムの場合、インタフェースを別途開発する必要があった基幹系とのリアルタイムの連携が、SAP CRM 2.0Cでは容易に可能となり、SAPユーザは、迅速にCRMソリューションを構築することができるようになる。
例えば、モバイル端末から、基幹系に存在しているサプライチェーン情報、与信・売掛などの財務的情報、過去の取引情報などをリアルタイムに参照することができるので、顧客に対してより適切で、迅速に対応することができる。
SAP CRM 2.0Cは、SAPがこれまでの13 500社におよぶ導入における販売業務やサービス業務のシステム化を通じて培われたノウハウと最新のCRMのコンセプトを融合させて開発した。
CRMは営業効率を向上させる単体ツールから、顧客との関係を構築するための経営ツールへとその位置付けが変わりつつある。SAP CRM2.0Cはコールセンターやインターネットなど、企業がお客様との関係をマルチチャネル化すると同時に、サプライチェーンや財務管理などの基幹業務と連動し、顧客対応する際に必要な情報をリアルタイムに提供することができるようになった。その上、顧客との取引関係を通じて得られた情報をリアルタイムでバックエンドのシステムに流し、企業全体のIT環境を顧客志向のものへ変え、経営を顧客志向にするための基盤となる。
SAP CRM2.0Cの特徴は、営業担当者や営業管理者など社内の役割別の画面(従業員ポータル)を提供することができる。また、携帯電話やPDAによるアクセスも可能となっている。
インターネット上に顧客毎の画面(顧客ポータル)で、インターネットによる注文受け付け、最新の商品情報(スペック、価格)や取引履歴などを顧客のニーズに応じて提供することができる。
SAP BW(データウェアハウス)やSAP SEM(経営管理ツール)などのmySAP.comで提供される先進的な意志決定ソリューションと統合されており、あらゆる角度からの顧客およびその収益性の分析、イベント・キャンペーンの費用対効果測定、営業活動のベストモデルの分析などが可能となっている。
異常値をシステムで検出して携帯電話や従業員ポータルにプッシュ型でアクションを促す機能も提供されている。
導入期間は非常に短く、例えば、R/3の販売管理機能を稼動させている企業が、SAP CRM 2.0Cの "インターネットセールス"を導入する場合、1ヶ月~2ヶ月で稼動させることが可能となっている。

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