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KDDI研究所、沖電気工業/携帯電話を用いた歩行者用「ITS音声ポータルサービス」の実用化に向けた実証実験を実施

2001年07月06日/未分類

(株)KDDI研究所(埼玉県上福岡市、浅見徹所長)と沖電気工業(株)(東京都港区)は、携帯電話を用いた「ITS音声ポータルサービス」に関する共同実証実験を行い、街中の75デシベル程度の騒音下や走行中の車内でも97%以上の音声認識を実現した。
携帯電話(PHSを含む)を用いた歩行者向け「ITS音声ポータルサービス」の実用化に向け、歩行者用のITS(Intelligent Transportation System:高度道路交通システム)に要求される様々な雑音環境下での音声認識が可能となる。
携帯電話を用いた「ITS音声ポータルサービス」は、既に約6 700万台に普及した携帯電話を端末として利用し、多彩な情報を音声で提供するものです。検索条件を音声入力すると、センタ側の音声ポータルサーバが検索した結果を、音声あるいは文字、画像で端末に返す。
カーナビ等の専用機器に比べて処理能力や機能面で制約はあるものの、既存の携帯電話端末で、街頭やサービスエリアなどの休憩場所、さらには走行中の車の中など、携帯電話のサービスエリア内であれば、どこにいても手軽にしかも安価に利用できる情報提供手段として期待されている。
KDDI研究所と沖電気は、これまで沖電気のUnPBXタイプのCTI(Computer Telephony Integration)システム「CTstageR」に、KDDI研究所が開発した音声認識エンジン「SpeechSeeker」を搭載し、CTIにおける音声認識機能をサポートしてきた。今回、KDDI研究所では、新たに「SpeechSeeker」の耐雑音機能を強化し、両社共同で携帯電話やPHSを利用した歩行者用「ITS音声ポータルサービス」の実用化に向けた実証実験を実施した。
今後、「ITS音声ポータルサービス」は、音声による情報入力に加えて、携帯電話に搭載されるGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)を用いた現在位置情報を統合することにより、きめ細かいナビゲーションをはじめ、位置に応じた多彩なサービス提供が可能になる。
実証実験の成果をふまえ、沖電気は携帯電話を利用した歩行者用の「ITS音声ポータルサービス」の本年度内の商用化をめざす。

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