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東芝/iモード対応バーコード情報検索用イメージセンサー販売へ

2001年08月20日/未分類

(株)東芝は、従来のJAN規格バーコードの約1/10の面積で、名刺などの小型な媒体にも適しているミニバーコードシンボルScanletsTM(注、以下ミニバーコード)の基本特許を所有している米・エアクリック社(AirClic Inc. 本社:ペンシルバニア州 ブルーベル市、社長:Phillip Riese )及び、米・ルーセントテクノロジー社が持つバーコード変換特許の国内唯一の使用権を有する(株)メディアポータルジャパン(東京都渋谷区、根田和彦社長)の両社と、バーコード情報検索サービスの環境の整備とその普及を目的に業務提携した。
今回の提携により、iモード対応携帯電話でバーコード情報を読み取ることでインターネットサイトへアクセスできるバーコード情報検索サービス用の密着イメージセンサーモジュール(バーコード読取り装置)の新製品を本年11月から出荷を開始する。
新製品は、JANやITFなどの主なバーコード規格に対応しているとともに、新たにミニバーコードにも対応している。
た、イメージセンサーを対象物から10cm以上離してもバーコードが読取れる、レーザー光を利用したバーコード情報検索イメージセンサーの開発も進めていく。
(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモの協力を得て、バーコードを読み取るだけでインターネットサイトへアクセスできる、バーコード情報検索サービスを、iモード対応携帯電話で手軽に実現するために、小型・業界最高認識率の密着イメージセンサーモジュールを開発し、本年6月よりiモード対応携帯電話を使った情報検索やECサイトなどを運用する事業者向けに出荷をしている。
今回の米・エアクリック社との提携により、ミニバーコードへの対応が可能になり、バーコード情報検索サービスの幅が広がり、普及が加速することを期待している。
 新製品及び、現在出荷中の密着イメージセンサーモジュールは、メディアポータルが行なっているバーコード情報検索サービス「インターネット・イージー・ナビゲイション」に対応したもので、雑誌のインターネットサイト紹介ページや広告などに印刷されたバーコードを、イメージセンサーモジュールで読取るだけで、URLを入力する手間なく、該当するホームページやECサイトへのアクセスを可能にする。
バーコード情報をURL情報へ変換するURL変換サーバーなど、メディアポータルが運営しているバーコード情報検索サービスのシステム構築を行なっており、今回、このサービスを米・エアクリック社が提唱しているミニバーコードにも対応できるように新製品を開発する。
ミニバーコードとはインターネットアクセスで利用するために米・エアクリック社が考案したユニークなバーコード。米・エアクリック社は、バーコードシンボルの特許を所有しているシンボルテクノロジー社やモトローラ社、エリクソン社などが参加し、1996年に設立したバーコード情報検索サービスに必要なプラットホームおよびバーコードリーダーなどのハードウェアを米国市場に提供する企業。
新製品は、密着型のCCDイメージセンサーを採用しており、iモード対応携帯端末の底辺に装着できる小型化を実現している。また、バーコードのナロー幅0.125mmあたり6~7画素の読取り可能な業界最高の認識率で、小さなバーコードでも、ワンタッチで、バーコードをなぞることなく、読取ることが可能。
新製品は、ミニバーコードに対応するとともに、JAN(日本統一商品コード:8桁、13桁)、EAN(ヨーロッパ統一商品コード:8桁、13桁)、UPC(アメリカ・カナダ統一商品コード:8桁、12桁)、ITF(標準物流シンボル:16桁)といった、世界の主なバーコード規格にも対応している。
新製品を含むバーコード情報検索用イメージセンサーモジュールの販売は、関連会社、東芝けあコミュニティ(株)(東京都港区、杉森一則社長)が行う。
新製品の主な概要
駆動電圧 リチウムボタン電池 3V(単一)
有効読取り長 27mm
最小読取りバーコード幅 0.125mm
対応認識バーコード ミニバーコード、CODE128 (6、8桁)
JAN(8、13桁)、UPC(8、12桁)、EAN(8、13桁)、ITF(16桁)
読取り方式 CCDリニアイメージセンサ
光源 赤色LED
システム重量 45g

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