米国アデクサ社／モバイルSCMソリューションを発表

米国アデクサ・インク（米国ロサンジェルス）は、コンパック・コンピュータ・コーポレーション（米国テキサス）が販売する高性能PDA「iPAQ Pocket PC」を用いて提供するモバイルSCMソリューションを発表した。
今回のモバイルSCMソリューションは、米コンパックが現在販売している高性能PDA「iPAQ Pocket PC」を使ってインターネットを介し、米アデクサが販売している「iCollaboration Suite」にアクセスするというもの。
従来のSCMシステムへのアクセスは、企業内PC端末からというのが通常だったが、　このソリューションにより、ユーザーは高性能PDA「iPAQ Pocket PC」より、いつでも・どこからでも受注処理・生産計画の確認・納期回答をリアルタイムに行い、よりスピーディーにより多くの顧客満足を得ることが可能になる。
米アデクサが提供しているソフトウェアパッケージ「iCollaboration Suite」は、製造業に高いシェアを持つサプライチェーンマネージメントソフトウェアで、在庫管理・納期遵守・業務の効率化を目指したソフトウェア。半導体を中心としたハイテク企業向けSCMソフトウェアとしては定評があり、日本国内でも幅広い分野での成功例を収めている。
米アデクサ創立者のCEO兼社長であるサイラス・ハダビ氏は「現在の企業内外に大きく広がったサプライチェーンにおいて、B to B のコラボレーション（協業）はとても重要です。　弊社製品「iCollaboration Suite」へのアクセスを米コンパックPDA「iPAQ Pocket PC」を使うことで、我々のユーザーはいつでもその都合にあわせて複数の企業にまたがるサプライチェーンを管理することが可能となります。」と説明している。