日新／ＮＶＯＣＣのカーゴトラッキングマルチ（多用途）システムを自社開発

（株）日新は、インターネット上で利用できるＮＶＯＣＣのカーゴトラッキングシステムを自社開発（特許出願中）し、今般公開を開始した。
サービス対象貨物は、（ａ）東京・横浜発米国向けの輸出混載およびＦＣＬ貨物、（ｂ）米国発日本向けの輸入混載およびＦＣＬ貨物、（ｃ）東京・横浜着のすべての輸入混載貨物であり、他社による既存の同サービスに比べユニークなコンテンツを提供する。
主な特徴は下記のとおり。
1. 輸出・輸入に拘わらず、同一画面から検索参照できる。検索方法として、輸出・入混載貨物はＨＢＬ番号から、米国および日本向けＦＣＬ貨物はＨＢＬおよびコンテナ番号から検索参照できる。
2.米国向けの輸出混載およびＦＣＬ貨物の動静は、米国日新（日新 100％出資の米国法人）と日々データ交換を行い、"予定"と"確認"を併記するシンプルで見やすい画面に仕上げられている。
予定については、実運送人である船会社のスケジュールのみに依存せず自己管理する。
た、内部のサポートシステムとして輸送の進捗や遅延等の検知システムを備え、これにより、
輸送等に遅延が生じた場合、荷主に対し到着遅延情報を適時レポートするサービスを鋭意構築中である。
3.混載貨物については、搬入日、フリータイム、輸入通関許可日、リリース日等のＣＦＳ情報を備え、荷主だけではなく他社ＮＶＯ’ｓ（コ・ローダー）や海貨業者の方々にも有効活用いただけるコンテンツとした。
本システムは、日本発着に限定したコンセプトではなく、日新のグローバルな海上ネットワークに対応する汎用システムとして構築されているため、上記のコンテンツをベースに国内外の各種システムとのデータ交換により、「複合一貫輸送のカーゴトラッキングマルチ（多用途）システム」としてシームレスなドア・ツー・ドアのトラッキングサービスの構築をめざす。
また、同一画面に"輸出スケジュール""輸入混載貨物のデバン予定""デバンレポート"を掲載している。
なお、カーゴトラッキングへのアクセスはユーザーＩＤとパスワードが必要であるが、当システムの"Customer Registration Form"により申請することができる。
ＵＲＬ　　http://www.nissin-tw.co.jp/NISearch/login.htm