日本郵船／ETA Transportation Inc.を買収

日本郵船（株）は、米国アーカンソー州ベントンヴィルに本社を置くETA Transportation Inc.を買収した。
ETA社は年間約60億円の売上げ規模のフルサービスを提供するロジステック会社で、本社所在地のベントンヴィルの他にマコン（ジョージア州）、ジョンスタウン（ニューヨーク州）、インデイアナポリス（イリノイ州）、ラスベガス（ネバダ州）、クレアモント（ノースカロライナ州）の6ヶ所に倉庫を持つ。
更にメキシコクロスボーダー物流の為にテキサス州ラレド及びメキシコ国内セラヤに倉庫及び事務所拠点を有する。
ETA社は、米国ウオルマートストアー社の初代ロジステック部長を勤めたC.J.チャールトン氏により1990年に創設されたロジステック会社で、同氏はCEOとして引き続きETA社の経営にあたる。
日本郵船では、6月のA&M社の営業権買取りによりシアトル、ポートランドの米国北西岸ゲートポートの倉庫拠点を手にいれ、既存のロスアンジェルスのUWDC社と併せ米国西岸ゲートポートの倉庫拠点を拡充しており、更に今回のETA社買収によって、北米内陸部におけるNYKグループの物流拠点を確立し北米内陸物流商売の発展の足がかりとする。
また、メキシコクロスボーダー物流の拠点を持つことにより域内及び国際物流とのシナジー効果を図る。