ヤマハ発動機(株)は、平成13年10月1日付けの機構改革で、MC事業本部のGEMセンターの体制をさらに改革し、開発・製造・調達の各組織を二輪車部品のシステム(ユニット)別に括り直すことで、自ら、各部品システムを開発・製造・調達できる「システム・サプライヤー体制」(以下、SS体制)に変革した。
狙いは、モノづくりにおける組織の壁を取り払い、部品システムのモノづくりのプロセスを変革・同期化させるとともに、他の部品メーカーとの競争原理も導入し、品質向上、開発リードタイムの短縮、コストの30%削減を目的としている。さらに、各SS体制は、海外に展開している二輪車工場の育成・指導も主な役割とする。
(システム・サプライヤー体制の特徴)
(1)モノづくり単位を、現在の「部品単位・工程別」から、部品システムまで引上げる。
(2)モノづくり体制を、現在の部品群毎の生産から、一貫工程の体制に変革。
(3)部品群毎の生産工場を、部品システム別のSS体制に分割・再編成。
(4)SS体制は、製造機能に加え、新たに開発・調達の機能を持ち、部品システムを開発・生産する自律的なコンポーネント運営体制を目指す。
(組織変更の主な内容)
(1)GEMセンターGSS統括部内の6工場、および鋳造事業部内の3工場を分割・再編成し、9つのSS体制に移行します。なお、この改革に伴い、従来の工場単位の工場長制は廃止し、新たにシステムサプライヤーの体制に基づいたSS長を置きます。
*GSS統括部内の6工場
浜北工場・早出工場・森町工場・中瀬工場・磐田第5工場・磐田第6工場
*鋳造事業部内の3工場
磐田第2工場・磐田第3工場・磐田第4工場
*9つのシステム・サプライヤー(SS)体制
エンジン系 :エンジンSS、第1SS、第2SS、第3SS、第4SS
体系:タンクSS、エキゾーストSS、シャーシSS、外装SS
(2)プロダクト統括部のエンジン開発室をエンジンSSに、また、第1~第5のPM室・車体開発の一部機能を車体系SSに、それぞれ移管。
(3)鋳造事業部は発展的に解消し、その機能をGSS統括部に取り込む。
(4)GSS統括部においては、GSS推進室を発展的に解消するとともに、鋳造業務室を新設。
(5)SCMセンターは、北米事業における市場競争力と収益力を強化するために、日米欧統括室を日欧統括室と北米統括室に分離する。
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ヤマハ発動機/「システム・サプライヤー体制」の構築により、モノづくり改革を促進
2001年10月11日/未分類
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