近鉄エクスプレス／東京ターミナル、環境ISO14001認証取得

（株）近鉄エクスプレスは、昨年10月16日に環境ISO認証取得のプロジェクトチームを発足し、認証に向け取り組んでいたが、東京ターミナル（東京都品川区八潮）における環境マネジメントシステムに関するISO規格14001-1996の認証登録審査を9月14日に終え、9月28日に開かれた審査機関の判定会議の結果、承認された。
環境マネジメントシステムについて、同社のターミナル施設として最大規模であり、また環境影響がもっとも大きいと思われる東京ターミナルを対象として取り組みを開始した。
同ターミナルでは、関東地区における国内貨物の集配拠点として、またお客様の貨物の在庫管理、流通加工、ピッキング・パッキング、あるいは配送等いわゆる3PL業務を大規模に展開している。
これらの業務に伴い、1日に延べ約700両が発着する集配車両の排気ガスの削減、貨物仕分・開梱後の梱包資材、輸送用パレット・ラップ等の廃材の再利用・リサイクル化、ゴミの分別あるいは定温倉庫の空調機を主とする電気の使用量の削減など環境に与える影響が大きい項目を「環境目的・目標」として取り上げ、ことし2月よりプログラムに沿って改善活動を行なってきた。
これら取り組みにより、排気ガス削減のためのアイドリングストップについてはほぼ100％の車両が実施、梱包廃材などについては約95％を再利用・リサイクル、また電気使用量については前年比5％の削減を達成している。
今回の認証取得については、環境マネジメントシステムの構築とその運営に対し評価を得たもので、今後共地球環境の保全に努め、グローバル社会の発展に貢献できるよう努力していく。