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ソフトバンク・フレームワークス/物流管理システム「IT-Lives」を新開発、3PL事業を本格展開

2001年11月14日/未分類

ソフトバンク・グループのノンアセットの物流会社、ソフトバンク・フレームワークス(株)は、長年にわたる物流事業で蓄積したノウハウと、グループのIT技術を結集し、複数荷主の入出荷在庫を一元管理し、荷主の指示や情報などを各拠点へリアルタイムで反映し対応できる物流管理システム「IT-Lives」を開発、11月14日にリリースした。
併せて、ソフトバンク・グループ外企業に対する物流アウトソーシング事業に本格的に参入する。
「IT-Lives」は、グループの中核会社ソフトバンク・コマース(株)が取り扱うIT関連商材の物流事業(ベンダー数:4 000社、リセラー:10 000社、拠点:34 000カ所、管理商材:約10万品)を支える基幹システムを基にことし8月に開発完了し、テスト運用を進めていた。
「IT-Lives」は、マルチクライアントに対応した同社の庫内管理システム「PALO」と、荷主から各種物流データの照会、出荷指示を可能にするウェブシステム「LINES」の2つのシステムで構成され、双方のシステム間でリアルタイムデータ更新および照会を行う。
「IT-Lives」では、複数の荷主の入出荷在庫管理を一元的に管理し、荷主の指示や情報など、サーバーからのフィードバックを各拠点のクライアント端末にリアルタイムで反映し、荷主からの要求に即時に対応する物流管理システム。
従来すでに物流現場に導入されているシステムとしては画期的なリレーションを実現。また、各種照会系、出荷指示に加えて、数多くの物流分析機能を搭載しており、商品単位・得意先単位での売れ筋状況や不稼働状況など、物流の流れがクライアント自身で掌握できるように構成されている。
「IT-Lives」の導入により、タイムラグによる弊害や、時間の取決めによるデータ交換の煩わしさから開放されることとともに、状況・実績・それぞれの特定期間(日次・月次・年次)での分析をタイムリーに掌握できるため、物流アウトソーシングの弊害であった余裕値(余裕発注、余裕在庫など)を不要にし、的確な在庫管理と確実な出荷手配が実現できる。
「IT-Lives」のリリースにより、ソフトバンク・コマースの在庫管理とパートナーでもある各ベンダー企業の在庫管理を同一ロケーションで行う事が可能となり、IT業界特有の、商品アセンブリ、組込組立作業、出荷検査、不良品返品管理などの物流付加価値機能を共有、情報の流れを連動させることで、横持ちコストや顧客への配送時間および配送効率の無駄を劇的に排除することができる。
荷主と物流業者の双方にとって迅速なアクションと的確なストックコントロールをローコストかつ高度なSCMを実現する。
また、ソフトバンクグループの商流を経由しない事業者やエンドユーザーへの直販事業での出荷業務においても、多大なシステム構築費用をかけることなく比較的低予算で高度な物流システムの導入が可能。
ソフトバンク・フレームワークスは、この事業を「チーム・ロジスティクス・ソリューション」と位置付け、「IT-Lives」の販売と同時に、2001年度末時点で30社、2002年度末時点で100社の契約締結を目標としいる。
ソフトバンク・フレームワークス株式会社 会社概要
会社名:ソフトバンク・フレームワークス株式会社
所在地:東京都江東区青海2-31-2 青海流通センター
代表者:代表取締役社長  中本 浩
設立:1990年10月1日
資本金:1.5億円
物流体制:管理面積 15 000坪
出荷数量:月間300 000ケース
URL:http://www.sbfw.co.jp/

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