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石川島検査計測/「GPS計測システム」の販売および計測事業開始

2001年11月26日/未分類

石川島検査計測(株)は、高精度GPS計測システム(GPS受信機「Space Watcher」、測位解析ソフト「Earth Pointer」)の販売契約を開発元のシステムボックス社(社長:廣澤康 氏、所在地:東京都渋谷区渋谷)と締結し、システムの販売および、同システムを使った計測事業を開始した。
GPS計測システムは、GPS(Global Positioning System、汎地球測位システム)衛星の電波を計測地に設置したGPS受信機で受信し位置を計算するシステムです。GPS受信機を複数台使用して、受信機の設置位置間の距離または変位を計算することにより、高精度、低コストで計測地点の変動を計測することが可能。一つの基準点に対し複数の計測点の三次元の変位をミリメートル単位で計測できる。
主な特長
・三次元計測が可能
・雨、雪、風など季節変化の影響を受けにくい全天候型
・計測機器の定期的な調整が不要
・定点での連続監視が可能
・データの計測は完全に自動化されており、取り扱いが容易
・数百メートルから数キロメートルの距離間の測定が可能
(トンネルの出入り口間など、見通せない場所でも計測が可能)
・どのような変位でも計測可能で計測範囲の制限がない
・複数の衛星から電波を受信し多数の計測データを統計処理することにより、計測精度を大幅に向上させることが可能(ミリメートル単位の精度)
GPS計測システムは、長期にわたって三次元変位を精密に計測し続けることができることから、一般に非常に微細で正確な計測を要し、その動態の如何が直接人命などに脅威をもたらす地殻・地盤監視などの防災システムとして、システムボックス社と製造元の古野電気により納められた実績がある。
IICでは、このシステムを他の分野、特に橋梁(橋脚)、ダム堤体、鉄塔、ガスタンクその他プラントの地盤、海洋構造物など大型構造物の計測にも広く適用を進めていく。
また、昨年から販売を開始している高精度(ミクロンオーダ)の変位計測ができる光ファイバー計測システム(商品名:SOFO)と合わせて、構造物ヘルスモニタリング事業を積極的に展開する。
システムは、受信機2台以上と解析システム(ハード、解析ソフト含む)からなり、価格は最小システム構成で約300万円。IICでは、初年度は2000万~3000万円、来年度以降は5000万~1億円を目標に営業活動を展開する。

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