椿本チエイン／自動仕分け装置「つばきリニソート3ＤＲ」新発売

（株）椿本チエインは、チルトトレイ式自動仕分け装置「つばきリニソート」の新シリーズとして、3次元レイアウトを可能にした「つばき リニソート3ＤＲ」を開発、11月20日より発売した。
発売のねらい
チルトトレイ式仕分け装置では業界トップシェアを誇る「つばきリニソート」は、「高速大量仕分け、低騒音・低振動、高メンテナンス性、ソフトな荷扱い」を特長に、各種物流センターを中心に多くの納入実績がある。
今回開発した「つばき リニソート3ＤＲ」は、これらリニソートの特長に新たに3次元機構を付加することにより、コンパクトで自由度の高いレイアウトを可能にしたもの。
特に、省スペースニーズの高い新聞印刷工場の発送仕分けラインに最適で、コンベヤの乗り継ぎ部を要する従来のベルト仕分け装置に比べ、設備のシンプル化が図れるほか、365日フル稼働に耐える高い信頼性を実現。新設工場はもちろん、既設工場の設備更新にも最適。
同社は、新聞印刷工場において、輪転機へ巻取紙を供給する給紙システム、巻取紙を立体倉庫に保管する紙庫システムを得意分野としており、「つばきリニソート3ＤＲ」の開発を契機に、最終工程である発送・仕分けライン向け設備にも注力していく。
特長
（1）３次元レイアウトにより省スペースニーズに対応
スパイラル（ら旋状）構造により3次元方向のレイアウトを実現。横曲りの屈曲半径を小さくすることにより、コンパクトで自由度の高いレイアウトを可能。
（2）高速安定走行
ミスのない高速仕分能力、365日フル稼働に耐える高い信頼性を実現。
（3）豊富なオプション機能
個数管理システム、仕分能力変更機能など、オプション機能を充実。
（4）環境ニーズにも対応
リニアモータによる省電力化を進めるとともに、低騒音・低振動化を図っている。
4．用途
（1）新聞印刷工場における、梱包新聞の発送仕分けライン
（2）配送センターや物流センターの仕分けライン（複階層にまたがる発送ラインなど）
5．仕様
新聞発送ラインの場合（搬送物：ポリエチレンフィルム梱包の新聞束）
・質量=最大20ｋｇ
・仕分能力=最大180束／分
・搬送速度=最大126ｍ／分
6．販売計画
初年度（平成14年度）： 2システム
3年後： 5システム