バーン ジャパン／iBaan OpenWorld v2.2販売開始を発表

バーン ジャパン（株）は、B2Bコラボレーションスィート“iBaan”製品体系に基づいた、エンタープライズアプリケーションを統合するインテグレーションソリューション（EAI製品）、iBaan OpenWorld v2.2の国内販売を発表した。
iBaan OpenWorldは、企業内・企業間の複数システムをトランザクションレベルで統合するバーン社の先進EAI製品。
この製品によりBAAN製品はもとより、他社のERP製品、SCM製品、PDM製品、及び既存のレガシーシステムをシームレスに短期間で統合する。
従来の多くのEAI製品がメッセージレベルでの統合までを提供しているのに対して、バーン社のiBaan OpenWorldは、下位のメッセージレベルを業界標準のメッセージングミドルウェアに任せて、上位のトランザクションレベル・ワークフローレベル（次バージョン）を統合する業務オリエンテッドなEAI製品であることが大きな特徴。
複数システムのトランザクションデータを統合することは、従来職人的なマッピング技術を必要としましたが、iBaan OpenWorldでは20年にわたるERPビジネスに基づいてデザインされたトランザクションオブジェクト（BOI：Business Object Interface）を提供することでトランザクションの標準化を実現した。
既にiBaan OpenWorldを利用した大規模で高度なインテグレーション実績が、国内外で多数稼動している。本製品の販売開始及び出荷開始は2002年12月より予定している。
■iBaan OpenWorld v2.2製品構成
iBaan OpenWorld Broker
相互接続されたシステムを管理するトランザクションサーバー。メッセージングミドルウェアと連携して統合サーバーとして機能し、ユニバーサルなコネクト、マッピング、変換、アラート、プロセス実行エンジンの処理を行い、ハブ＆スポーク構成のハブ機能を提供する。
iBaan OpenWorld Adapter
相互接続するシステムに追加するアダプター用ソフトウェア。バーン社の主要製品用にアダプターが標準提供される。他システム用に、テンプレートアダプターをベースに提供する。
iBaan OpenWorld Domains
基幹業務トランザクションを定義したオブジェクト（BOI）のライブラリー。各アダプターはこのBOIにマッピングすることで、相互接続が保証される。BOIは各ビジネスフローごとに分類されて登録されている。
iBaan OpenWorld Gateway
XMLメッセージとBOIを相互変換する追加ソフトウェア。インターフェースにXMLを使用しているアプリケーションへのエントリーポイントを提供し、BOIとXMLとのデータ及びフォーマット変換を行うことで、Webアプリケーションとのデータ統合を可能にする。
iBaan OpenWorld Studio
モデリング・カスタマイズのための開発環境です。モデリングコンポーネント、オブジェクトコード生成、テストツールなどの多数のツールから構成され、Adapterのカスタマイズ、マッピング、スクリプト作成等に利用される。
■iBaan OpenWorld v2.2動作環境
サーバーシステム プラットフォーム　Windows（NT/2000/XP(予定)）
Java 実行環境 プラットフォーム用JVM（JDK）
コネクション TCP/IP（ダイレクト接続の場合）
Microsoft Message Queues
IBM MQ Series
開発ツール Microsoft Visual Studio
※バージョン等の詳細は別途問合せ。
■iBaan OpenWorld v2.2販売及び出荷時期
・製品販売開始：2002年12月
・製品出荷開始：2002年12月
・サポート開始：2002年12月
■iBaan OpenWorld v2.2販売価格：別途問合せ