蝶理／ファッションネットワーク上海の設立、物流配送機能を強化

蝶理（株）は昨年、繊維事業のグローバルな展開の一環として、中国でのアパレル生産活動を推進する目的で、上海を本部に「中国アパレル生産ユニット」を設立し、日本における生産管理機能の一部を上海に移転した。
さらに、中国でのアパレル生産および物流配送機能など一層の機能強化を図る目的で、「中国アパレル生産ユニット」を現地法人化することを決めた。新会社は「蝶理時装（上海）貿易有限公司」（通称：ファネット上海）で、4月から正式に稼働する予定。
縫製工場の選定、素材提案・供給、品質管理および検品・補修・配送などを含む物流を現地で一貫して行うことで、「世界の工場」といわれる中国におけるアパレル製品生産基盤の整備・強化を図る。
現地法人設立により、現地調達の素材デリバリーが人民元で決済できるメリットを生かして、対日を主体に将来の欧米市場、中国国内市場への製品販売を視野に入れ、繊維事業の高収益構造を確立していく。