日本マクドナルド／eコマース事業「エブリデイ・マック」設立

本マクドナルド（株）と（株）エブリデイ・ドット・コムは、共同事業における合弁会社「（株）エブリデイ・マック」を設立することで基本合意し、新会社の設立準備に入った。
同事業は、日本マクドナルドの年間延べ13億人（回）の利用機会を創出する全国店舗網やそれを支えるネットワーク等の巨大な事業資産と、エブリデイ・ドット・コムが提供する携帯電話・PCと連動して使用する「マイクロバーコードリーダー」を利用して、商品やサービスの新しい購入決済手法である電子財布等の技術およびシステムを組み合わせることにより、従来のeビジネスで取り込むことができなかった幅広い顧客層へのアプローチを図るもの。
キーワードは“利便性”。全世代に普及した7 000万台の携帯電話と全国3 800を超えるマクドナルド店舗網に共通する「いつでも、どこでも、誰にでも」のコンセプトのもと、エキサイティングなクリック＆モルタル型eコマース（ビジネス）のプラットフォームとしてのデファクトスタンダードを目指す。
事業計画は、初年度（2002年）に日本マクドナルドの従業員、店舗に来店される顧客を対象に事業モデルの構築を図り、その後に日本全国の顧客に向けての各種サービスの拡大を図る。
株式会社エブリデイ・マック概要
所在地：東京都新宿区西新宿6-5-1　新宿アイランドタワー39階
資本金：1億円（日本マクドナルド株式会社50％、株式会社エブリデイ・ドット・コム50％）
代表取締役会長　藤田 田、代表取締役C.C.A.　大前 研一（Chief Corporate Architect）、
代表取締役社長　笠 真一、専務取締役　柴田 巌
《事業内容》
モバイル・メディア事業
店内情報誌・マイクロバーコードリーダー・携帯電話およびモバイル端末を利用した「電子商取引サービス」
決済事業
会員カードを電子財布として、「会員管理と決済口座管理を一体化した決済サービス」
システム事業
決済・モバイル・メディア事業として提供するサービスを実装するシステムのパッケージを提供する「ECプラットフォームの提供サービス」