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ミロクドットコム、丸紅インフォテック/協業-中小企業・SOHO向けERP専用サーバー提供

2002年02月28日/未分類

ミロク情報サービス・グループの(株)ミロクドットコム、丸紅インフォテック(株)、日本アイ・ビー・エム(株)の3社は25日、中小企業・SOHO向けにERP (Enterprise Resource Planning)ソリューションを搭載したアプライアンス・サーバー(特定用途向け専用機)を提供することで協業を進めることを発表した。
本年4月に施行される税理士法の改正に伴い、会計事務所は法人化され報酬規定の撤廃が行われる。さらには広告まで解禁される事になり、顧問先企業の獲得においては、自由競争社会になる。
会計事務所は競争原理によって、従来の顧問サービスを低価格化・付加価値向上を目指す必要性が生まれ、業務処理のスピードアップ・顧問先企業の経営情報の獲得が必須になる。
また、2003年からはインターネットを利用して納税申告できる電子申告制度も開始され、従来は顧客である商店や中小企業などが手書きで発行した請求書や納品書も記帳代行処理してきた会計事務所や税理士事務所にとって、顧問先企業の業務情報(販売・仕入・在庫・会計・給与等)を集中管理し、業務処理をリアルタイムで行い、来る自由競争時代に向けて、顧問先サービス上の競争力をつける事が大きな命題になっていた。
3社の協業は、このような税理士・会計士業務に関する新たな規制緩和の動きを背景としたもの。協業の内容は、ミロクドットコムの中小企業・SOHO向けERP・Webアプリケーション『clear works(クリアーワークス)』を、LinuxをプラットフォームにするIBMのIA(インテル・アーキテクチャー)サーバー「IBM xSeriesTM」に搭載し、低価格のアプライアンス・サーバー『e-works』としてミロクドットコムから提供すること。
clear worksは、ミロクドットコムが「m works(エムワークス)」ブランドで、2001年9月より出荷を開始した「販売」「会計」「給与」の3機能と処理を統合したWebアプリケーション・ソフトウェア。
clear worksの特徴は、コンピューターに不慣れな中小企業や商店であっても、会計事務所にライセンスIDを渡すことで、事務所側からインターネットを通して顧問先企業の経営状況を把握できる。このため、経営・財務サポートを迅速・適切に行える。
3社が共同で提供するe-worksは、コストを押さえるためにオープン・ソースのソフトウェアを活用しており、OSにLinux、データベースに「PostgreSQL」、サーバー側スクリプト言語には「PHP」と、最新のオープン・ソース・テクノロジーを活用している。
アプライアンス・サーバー「e-works」の参考価格は、462 000円(1ユーザー3ライセンス版)。料金にはxSeriesとclear works、およびプレインストールOSの『Red Hat Linux 7.1』、UPS(無停電電源装置)、ディスプレイが含まれる。
各社の役割
ミロクドットコム=「clear works」を搭載したxSeriesを、同社のパートナー及び全国の会計事務所とともに販売する。
丸紅インフォテックは、全国24の営業拠点を通じてハードウェアの設置やインストールなどの導入支援、導入後の運営保守サービスを提供するとともに、全国約3 000の販売店を通して、「e-works」の販売・サポートに協力する。
日本IBMは、xSeriesをアプライアンス・サーバーとして提供する。

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