昭和電工は9月22日、昭和電工シンガポール社(SHDS)に製造ラインを追加し、月産200万枚の生産能力を増強することを決めたと発表した。
ことしに入って、ハードディスク生産設備の月産300万枚の能力増強を発表している。これに追加する措置。設備投資額は約55億円で、製造ラインを新設する。
ハードディスクドライブ(HDD)の需給は、足元では小幅の調整局面を迎えており、中期的な需要は、世界的な情報通信量の増加とPC、サーバー、デジタル家電などへの用途の拡大により、年10%近くの伸びが見込まれている。現在工事中の能力増強に追加して生産能力の増強が必要であると判断した。