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宇部興産/サプライチェーン計画系製品「SAP APO」で生産日程計画の最適化実現

2002年02月28日/未分類

宇部興産(株)がSAPジャパンのサプライチェーン計画系製品であるSAP APO 3.0(APO: アドバンスト・プランナー・アンド・オプティマイザ、以下SAP APO)を活用して、ITによる生産日程計画の最適化を行う運用を開始した。
(生産日程計画: 生産設備能力や原材料、生産順序、稼動時間、最低在庫水準などさまざまな制約条件を 考慮して時間単位で立案する生産計画)
宇部興産は2000年4月より「RS21」プロジェクトにて、「R/3をテコにした業務改革」をコンセプトに、全社情報ステム再構築を進めている。
その一環としてSAP R/3との親和性の高いSAP APOを導入することにより、生産日程の計画立案業務の最適化を実現。
宇部興産のサプライチェーン計画系ツール導入の目的は、計画系業務の見直しをすることにより、生産過程で生じる在庫コントロールを迅速かつ的確に行い、「在庫圧縮」、「リードタイム短縮」を目指すもの。 
これまで複雑かつ高度な計算を人手によって担ってきた生産計画における立案業務の一部をシステムに代行させることによって、容易な計画策定が可能となり、また個人のノウハウに依存していた計画立案業務の標準化や汎用化が図れる。
同社の生産日程計画は、全体最適の視点で「在庫調整」と「リードタイム短縮」の2つの目的を達成するよう、SAP APOが生産設備能力や原材料、生産順序、稼動時間、最低在庫水準などさまざまな制約条件を考慮しながら、アルゴリズムに基づいた自動計画立案が可能とするもの。
このため在庫切れを起こすことなく、同時に無駄な在庫を抑制するため、生産から出荷までの時間を極力短縮するような生産スケジュールを立案することが可能となる。

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