日産化学工業／物流機能を再編「日産物流」設立

日産化学工業（株）は４月１日より、関係会社を含めて物流体制を大幅に刷新し、新たに発足させる物流会社「日産物流株式会社」を中心に、物流機能を一元管理する体制を構築し、受注から納品までのリードタイムを大幅に削減する。
日産化学工業は、主として化学品の物流業務を対象に、富山工場や袖ケ浦工場及び大阪地区など各拠点毎の物流センターにその業務を集約し、効率化を推進してきた。
これに加え、今回新たに富山工場に「受注センター」を設置し、全国からの注文を一括して受けるシステムとすることで、受発注から出荷・輸送・納品までの物流業務を一元的に管理する体制を整えてきた。
同時に、従来、星和産業（株）と日産輸送（株）（いずれも１００％出資子会社）が、グループ内でそれぞれ担っていた物流機能を１社に集約する。
具体的には、星和産業から物流部門を分離し、日産輸送株へ統合し、新たに「日産物流」として発足させ、『受注センター』の運営を含め、化学品の物流業務を全面的に移管する。
新会社は本体の物流関連要員も加え総勢３００名の体制でスタートし、今後は、化学品以外の部門や関係会社へ順次業務を拡大し、グループ全体での一層の効率化を目指す。
日産物流株式会社の概要
商号：日産物流株式会社　（英文名：Ｎｉｓｓａｎ　Ｂｕｔｓｕｒｙｕ　Ｃｏ．，　Ｌｔｄ．）
本社所在地：東京都中央区日本橋本町１丁目１０番５号
資本金：１億１，２００万円
株主：日産化学工業株式会社　（１００％）
代表取締役社長：山森　茂治
従業員数：約３００名
事業内容：一般貨物自動車運送事業、輸出入代行業務、製造所における場内荷役業務等
主な事業所：富山支店・函館支店・千葉支店・川崎営業所・宇都宮営業所
物流センター（富山・函館・袖ケ浦・東京・埼玉・関西・名古屋・小野田）