(株)クボタとシーアイ化成(株)は、塩化ビニル管事業について包括的業務提携契約を締結した。
両社は、塩化ビニル管事業について生産、研究開発、購買、物流、技術サービスの各分野に及ぶ提携により事業の合理化・効率化を進め、両社のコスト競争力強化と事業採算改善を目指す。
塩化ビニル管は、住宅の給排水、上水道、下水道、農業用水等の幅広い分野に使用されておりいるが、需要の主体となる新設住宅着工の低迷や公共投資の縮減により需要が低迷し、両社の収益は悪化している。
需要の減少、デフレ市況のままでは収益が更に悪化するため、抜本的な合理化対策を講じ収益力の改善を図る必要があった。
両社は、単独による経営合理化には限界があるとの共通認識に立ち、昨年8月より提携の可能性について検討を進め、生産拠点がクボタ3拠点、シーアイ化成2拠点と比較的少ない上、立地バランスも良く生産面・物流面の合理化効果が期待している。
ボタは水道・農業分野、シーアイ化成は下水道・土木分野とそれぞれに強い市場を持ち、事業の相互補完による事業強化が期待している。
提携対象事業は、塩化ビニル管とその配管に用いられる継手・付属品等の管材事業全般。
6月より順次提携を開始する。
・両社の5生産拠点間でそれぞれ年間2万トンの生産受委託を実施する。
・東日本向け製品を主にシーアイ化成で、西日本向け製品を主にクボタで生産する。
・水道用塩ビ管の生産をクボタに集約。
・リブ付塩ビ管の東日本向け生産をシーアイ化成栃木工場に集約する。
・耐衝撃性塩ビ管の生産をクボタに集約。
・下水道用継手の一部品種をシーアイ化成に集約。
・シーアイ化成の生産設備を一部削減。
・クボタ小田原工場のリブ付塩ビ管生産設備を廃棄。
・塩ビ主原料・副原料を共同購買する。
・主な製品の仕様を統一する。
・買い入れ部品、外注製品類を共同購買する。
・製品品揃え開発の共同化。
・技術サービス業務の一部を共通化する。
平成15年度以降は、生産拠点・生産品種の抜本的見直し、物流の共同化、新製品・新技術の共同開発を進め、15年度には両社合計で年間20億円以上の合理化効果を目標としている。
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クボタ、シーアイ化成/塩ビ管事業で包括提携 、15年度から物流共同化
2002年04月21日/未分類
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