アイチコーポレーション、豊田自動織機／業務資本提携

（株）アイチコーポレーションと（株）豊田自動織機は、それぞれ2002年4月25日開催の取締役会において、業務資本提携を行うことを決議した。
豊田自動織機は、主力事業のひとつであるロジスティクス&フォークリフト事業(以下、L&F事業)の国際競争力強化のため、BTインダストリーズ社(スウェーデン)を買収し、トヨタ自動車からL&F事業の営業権を譲り受け、世界No.1の総合物流機器・システムメーカーとしてゆるぎない地位の確立を図っている。
一方、アイチコーポレーションは高所作業車及び工事用特装車等の作業車両を主力商品とし、この事業において確固たる地位を築いている。
今回の業務資本提携により、両社のそれぞれの強みを活かした最適な商品ラインアップを実現し、豊田自動織機はフォークリフトをはじめとするマテリアルハンドリング分野、アイチコーポレーションは作業車両分野での地位を更に強固なものとすることを目指す。
今回の業務提携において、両社それぞれの持つ特長を活かし、シナジー効果が最大になるよう、生産面での効率化、開発のスピードアップ、販売面での顧客満足度の向上など、相互に協力していく。また、この実現に必要な人的交流をしていく。
なお、具体的な内容については、両社間で協議し、今回の業務提携における上記目的が達成できるように努める。
また、上記業務提携の成果を共有し、両社の提携関係をより強固なものとするために、併せて資本提携も実施する。具体的には、アイチコーポレーションが豊田自動織機に対して増資後の発行済株式総数の34%相当となる普通株式の新規発行及び割当を行い、当該割当分と併せて権利行使後に発行済株式総数の51%相当となる新株予約権の新規発行及び割当を行う。