トーメン／インドネシア運輸省から港湾設備受注

（株）トーメンは㈱新潟鐵工所などと共同で、インドネシア運輸省海運総局（DGSC）から「クパン港（Kupang）ならびにビィトゥン港（Bitung）プロジェクト（パッケージⅡ）」向け港湾設備一式を受注した。
このプロジェクトは、インドネシア政府の海運セクターが策定した国家5カ年計画に基づき実現するもので、クパン港とビィトゥン港で増加し続けているコンテナやその他貨物の輸送力増強のために、 2港の設備拡充を目的にしている。
トーメンが受注したタグボート2隻、ムアリングボート（綱取り船・係留作業補助船）1隻、パイロットボート（水先案内作業船）1隻は、新潟鐵工所の建造指導に基づき現地の造船所にて建造、またモバイルクレーンなどの荷役機械を日本より納入する。納期は契約発効後20カ月。
2001年8月に国際入札が行われたが、最終的に他の日本商社3社との競合の結果、価格面はもとより、インドネシア運輸省海運総局向けプロジェクトにおけるトーメンおよび新潟鐵工所の長年の同国における建造実績、高い技術力、信頼性などが総合評価され受注した。
国際協力銀行による円借款プロジェクトで、受注金額は約10億円。