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トヨタ自動車/燃料電池ハイブリッド乗用車の限定販売計画を前倒し

2002年07月04日/未分類

トヨタ自動車(株)は、燃料電池ハイブリッド乗用車の公道走行試験を基に、当初の開発計画を早めことし末に、日本および米国で燃料電池ハイブリッド乗用車の限定販売を開始する。
トヨタは、FCHV-4(Fuel Cell Hybrid Vehicle:燃料電池ハイブリッド乗用車) による公道走行試験を昨年6月より日本で、続いて7月より米国で開始し、これまでの1年間で公道およびテストコースを合わせ、延べ約11万kmの走行試験を行って来ており、今後も継続する。
今回の決定は、この走行試験の成果を踏まえた上、社会要請に、より早く応えることを念頭に、当初計画の前倒しを図るもの。
今回限定販売を予定している新型燃料電池ハイブリッド乗用車では、FCHV-4のシステムの信頼性や、航続距離など使用性を一段と高めることで、市販車に求められる性能レベルを確保する計画。
しかし、コスト面、氷点下の低温適応性などに課題が残るため、その販売は、台数を日本向けと米国向けを合わせ、向こう1年間で20台程度とするとともに、販売先は、政府関係、研究機関、エネルギー関連企業などに限定し、地域も水素供給体制、点検整備体制など必要なインフラが整っていることを確認できた一部地域に限定し、行なう予定。
今回の販売は、将来の燃料電池車普及に向けた規格・基準づくり、インフラ整備、そして水素燃料の社会的受容性醸成に向けたテストマーケティングと位置づけている。
本格的な市場導入には、こうした基準、インフラが整い、水素燃料に対する理解が浸透するという社会基盤ができることが必要で、その時期は早くとも 2010年以降になるものと予測している。
新型燃料電池ハイブリッド乗用車 主要諸元(計画値)
ベース車両=クルーガーV
全長/全幅/全高(mm) :4 735/1 815/1 685
重 量(kg):1 850
最高速度(km/h):150以上
乗車定員(人):5
燃料電池:種 類=固体高分子形 
出 力(kW) :90
モーター:種 類=交流同期電動機
最高出力(kW(PS)):80(109)
最大トルク(N・m(kg・m)) :260(26.5)
燃料:種 類=純水素
貯蔵方式:高圧水素タンク
最高充填圧力(MPa) :35
2次電池:種 類=ニッケル水素電池

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