アスクル／「POD（プリント・オン・デマンド）ファクトリー」新設

アスクル（株）は、自社の印刷事業（プリント・オン・デマンド事業）の拡大を目指し、パートナー企業である（株）帆風と共同でアスクルの物流拠点であるアスクルＤＣＭセンター（東京都江東区青海）内に「ＰＯＤファクトリー（仮称）」を新設し、8月12日より業務を開始する。
「PODファクトリー」は、プリント・オン・デマンド事業の納期・価格・品質面の高度化のため、自社物流機能との融合によるメリットを最大限に生かすため、自社施設内にパートナー企業の印刷設備を設置。また、今後はデジタル印刷技術の最先端を導入することにより、新たなプリントサービスの開発拠点としての機能も果たす。
1998年7月、100枚から注文いただける「封筒プリントサービス」をスタートしたアスクルのプリント・オン・デマンド事業はこの4年間順調に売上を伸ばしてきた。
新設するファクトリー内には、印刷設備としてデジタル印刷機・オフセット印刷機を配置、またデータ処理・ＤＴＰ制作のためのオフィスを併設しており、さらに「はやい・安い・高品質」な印刷物の提供が可能になる。
同社は、デジタル印刷の持つ小ロット・短納期という特徴を最大限に活かした社会最適なシステムを実現するために、企業の枠を越え、パートナー企業の最先端のデジタル印刷機能とアスクルの次世代物流機能が一体化することで、顧客にこれまで以上の利便性の高いサービスを提供する。
なお、稼動当初は名刺・封筒の印刷サービスよりスタートするが、施設の特徴を最大限に活かすことができる新サービスの開発を順次進めていく。
PODファクトリー（仮称）
所在地：東京都江東区青海2-7　アスクルDCMセンター３階
面積：約５５０㎡
稼動予定日：平成14年8月１2日