商船三井／フィリピン船員配乗事業統合

（株）商船三井は、1999年4月1日のナビックスラインとの合併以降フィリピンに並存していた船員配乗事業を統合した。
1999年4月1日以降フィリピンに２社あった、船員配乗会社の事業を統合し、同社船配乗船員を一元管理し、経営資源を集中することで経営効率と機動性の向上を図るもの。Magsaysay Mitsui O.S.K. Marine Inc.に、旧ナビックスライン系列会社 Mitsui O.S.K. Lines Maritime (Phils.) Inc の船員配乗事業を統合した。
現在フィリピンは、世界で最も多くの船員を各国船主に供給する国。フィリピンを最重要船員供給国のひとつと位置づけ、人材の開拓と確保・育成に積極的に取り組んでいる。ことし２月には、よりレベルの高い研修の効率的運営を実現するため、フィリピンに並存していた船員研修施設を統合し、MOLトレーニングセンター（フィリピン）を発足させた。
船員配乗事業も一元化し、コスト競争力の一層の強化と経営資源の集中を図り、より優良な船員を供給するための組織を整備・強化するもの。統合後は、MOLトレーニングセンター（フィリピン）との連携をより一層深めながら、安全運航の遂行・維持をリードしていく。
統合の概要
社名：Magsaysay ー Mitsui O.S.K. Marine Inc.
所在地：Magsaysay Bldg. 520 T.M. Kalaw S.T. Ermita Manila Philippines
事業統合日：2002年8月1日
主な役員：Chairman Doris Magsaysay Ho
Vice Chairman（非常勤）芦田 昭充（商船三井専務取締役）
配乗隻数：112隻
配乗船員数：2 041名