川崎汽船／日本におけるコンテナ船集荷業務を分離独立

川崎汽船（株）は、日本国内における主にコンテナ船事業の集荷関連業務を分離、独立し、（株）ケイラインジャパン（以下：ＫＬＪ社）を設立する。ＫＬＪ社は同社の全額出資により、ことし10月1日に設立し、同日より営業を開始する。
ＫＬＪ社は、同社の日本国内における営業総代理店として、10月1日以降、これまで同社本体で行っていたコンテナ船営業などの業務を継承。
対象貨物は、日本揚積貨物に加え、日本の顧客が扱う三国間貨物も含む。新会社は、同社より東京本社コンテナ船営業及びカスタマーサービス部門と関西、名古屋両支店を引き継ぎ、さらに、北海道、清水、中国、九州他の各代理店を同社に代わって集荷関連業務を行う営業代理店に指名し、全国的な営業ネットワークを構成する。
新会社設立目的。
1.顧客密着型の国際海上輸送サービスの専門集団創設。
2.迅速な意思決定を可能にするスリムな組織体制の確立。
3.顧客要望に対する迅速な対応とサービスへの反映。
4.明確なコスト管理による競争力強化。
なお、ＫＬＪ社は設立当初そのスタッフのほぼ全員を同社からの派遣（出向）とするが、今後はグローバルかつ専門的な知識を有する新たな人材を独自に育成する方針。
新会社概要
社名：株式会社ケイラインジャパン
（英文名：“Ｋ”Ｌｉｎｅ（Ｊａｐａｎ）Ｌｔｄ．）
設立日：２００２年（平成１４年）１０月１日
営業開始日：同上
本社：東京都港区西新橋１丁目２番９号（日比谷セントラルビル）
払込資本金：１億５０００万円（授権資本金４億５０００万円）
代表取締役社長：神坂信也（川崎汽船（株）常務取締役兼任）
要員規模：約２００名
主たる事業：海上運送貨物の集荷業及び集荷代理業等