富士通テン／タクシー自動配車システム「MODEL-2003」発売

富士通テン（株）は、タクシー配車業務の効率化を図るタクシー自動配車システム、GPS-AVM「MODEL-2003」を販売した。
「MODEL-2003」は、タクシー業務をモデル化した「タクシーCRMシステム」コンセプトに基づき開発したもので、単なる配車システムからタクシー運行業務トータルシステムへの拡張性を備えたシステムとなっている。
2003年から始まる見通しのタクシー無線のデジタル化にいち早く対応するとともに、規制緩和によるタクシー事業の多角化と多様化する顧客の配車ニーズに迅速・確実に対応するため、介護、警備等の「有資格乗務員指定配車」や、携帯電話からの受付数の増加に対応した「複数配車場所登録」等の新機能を追加した。
また、文字表示タイプの車載端末については、アナログ／デジタル両方式の無線機に対応した他、無線用マイク・スピーカと操作器を一体化することで乗務員の操作の煩雑さを軽減。操作器は着脱可能なハンディタイプのため、行先検索時の電話番号入力を後部座席のお客様にも操作して頂くことができる。
さらに、携帯電話パケット通信「DoPa」を併用して、タクシー無線のエリア外、不感地帯でもシステムを運用可能。
なお、配車センターでの帳票作成機能には、顧客利用回数ランキング、利用回数増減一覧表を自動作成する機能も備え、固定客の確保および増大等、タクシー会社の営業活動の支援により役立つシステムとなっている。
販売目標＝80システム／年