LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

住友商事/中国華東地区に電子材用化学品専門販社設立、SCM納入拡大

2002年10月20日/未分類

住友商事(株)と上海住友商事有限公司は、中国華東地区における半導体及び液晶メーカーの集積に対応し、上海市に電子材用化学品(以下:電子材料ケミカル)の専門販売会社を設立する。
住友商事は1996年に台湾に同様の専門販社を設立しており、台湾の主要半導体メーカー向けにSCMを活用して電子材料ケミカルを納入している。
現在、華東地区に進出している半導体・液晶メーカーは台湾企業及び日系企業が多く、住友商事としてはこれまで構築してきた台湾企業や日系企業とのネットワークや商品に対する高い専門性、販売や物流に関するノウハウが生かせると判断し上海への進出を決定した。
半導体・液晶製造に使用される化学品は1工場で50~100種類に及び、メーカー側は複雑な発注作業に追われるため、日本や台湾においてはSCMによる納入体制が一般的となりつつある。
住友商事はインフラの整備が遅れている中国においても他社に先駆けてSCMシステムを用いた一括納入体制を確立したが、専門販社を設立することにより機動力を生かした販売活動を進め、5年後に100億円の売上高を目指す。
上海市は重点6大基幹工業の一つとして電子情報産業を位置付けており、華東地区において半導体産業を中心に電子産業の集積が加速している。また、世界の半導体産業をリードする台湾では、半導体製造業の中国進出が条件付きで認められ、特に華東地区への半導体工場の進出及び進出計画が相次いでいる。
住友商事は半導体産業における新たな拠点と目されている中国華東地区に専門販社を設立することにより、市場と顧客に密着した情報収集能力や専門的な情報分析力、及び機動力を発揮して電子材料ケミカルの販売シェア拡大を狙う。
新会社概要
社名:上海住商信息電子材料有限公司
資本金:100万米ドル
(株主)住友商事25%、上海住友商事75%
設立時期:2002年11月(予定)
所在地:上海市浦東新区
事業内容:中国華東地区における電子材料ケミカルの輸入・販売
取扱商品:高純度薬品、特殊ガス、封止材原料、フォトレジスト、ディスプレー用ケミカル、各種検査機器等

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース