日本IBM／事業系PCの回収リサイクル・サービス開始

日本IBM(株)は、「資源の有効な利用の促進に関する法律(資源有効利用促進法、通称：改正リサイクル法)」によりPC（パソコン）メーカーに義務付けられた、事業系PCの自主回収および再資源化(リサイクル)を実現するため、PCおよび周辺機器の廃棄処分を必要とする企業を対象に、回収、リサイクル、廃棄に伴う各種作業や手続きを一括して受託する「PC回収リサイクル・サービス」を11月18日より開始する。
同サービスは、共同でPC回収・リサイクル・システムを構築した同社と(株)日立製作所が、「広域再生利用指定産業廃棄物処理者に係わる指定」を受けたのに伴い開始するもの。サービス提供に際しては回収センターやITシステムのインフラなどを両社で共用する。
サービスを利用することで、企業は所有するPCを廃棄する際に、環境に配慮した効率の良いリユース、リサイクル処理を行うことができる。さらに、廃棄PCの収集運搬会社、中間処理会社、最終処分会社の選定・契約から、廃棄処理に関わるマニュフェスト(産業廃棄物管理票)の発行、管理や、地方自治体への報告といった、今までお客様自身が行っていた各種作業や手続きを当サービスで代替することができるので、負担を大幅に軽減することができる。
なお、サービス価格は、PCの引取り地域、種類(ノートPC、デスクトップPCなど)、重量、台数などに応じた個別見積り形式。
「PC回収リサイクル・サービス」の概要
サービス名称：PC回収リサイクル・サービス
サービス対象の顧客： 企業の顧客全般。自社資産のPCおよび周辺機器の廃棄処分を委託希望の顧客
サービス開始：2002年11月18日
サービスの内容：-改正リサイクル法に基づき、使用済みとなった顧客資産のPCの回収および適切なリユース・リサイクルを行うサービス
・日本IBM製PCおよび周辺機器が対象
・デスクトップPC10セット(モニター込み)、ノートPCは20台から (注)
・引取りから最終処理まで、インターネットで処理進捗状況の確認が可能
サービス価格：-引取り地域、機種(デスクトップPC、ノートPCなど)、重量、台数などによる個別見積り形式
見積もり例
東京都(23区内)でデスクトップPCと15型モニターのセット(重量計28kg)を20セット引き取る場合で、1セットあたり約5 600円程度
同じく東京都(23区内)でノートPC(重量4kg)を20台引き取る場合で、1台あたり2 600円程度
サービス対象地域：日本国内、但し沖縄本島以外の離島を除く
問合せ先： ダイヤルIBM　TEL 0120-04-1992
ホームページ： http://www.ibm.com/jp/pc/service/recycle/pcrecycle.html （11月18日より）
注＝10セット(20台)以下の引取り希望の顧客への対応については、現在、小口引取り便の準備を進めている。