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日本IBM/開発、製造、サプライチェーン、販売、オフィスでコスト・環境負荷低減

2009年08月26日/CSR

日本アイ・ビー・エムは8月26日、企業活動から電力供給や交通網などの社会基盤まで、これまでの仕組を環境対応から変えていくための包括的なソリューション体系を発表した。

新ソリューション体系は、様々な環境対応ソリューションをエネルギー効率化テクノロジー&サービス、サステイナブル・ビジネス・ソリューション、社会基盤ソリューションという3つの側面から体系化したもの。

体系の中でも「サステイナブル・ビジネス・ソリューション」は、ビジネスプロセスの最適化で製品開発、製造、サプライチェーン、販売などのコスト削減と環境負荷低減の両立を実現。

環境配慮型製品設計(グリーンPLM)、グリーン・サプライチェーン、オフィス/店舗の最適化に貢献するもの。一例では、ある製造業の顧客がグリーン・サプライチェーンの中の輸配送を効率化するLogiscope/WIMソリューションの活用で、トラックの走行や積載の実績値を正確に補足できた。

これでCO2排出量を正確に把握し、CO2排出量の約30%削減に成功。この事例では、みなし積載量は6.7トンだったが実測すると平均積載量は3.7トンだったことも判明した。

正確な車両運行状況を把握することで、燃料消費による見なしCO2排出量も30%削減でき、燃油コストや傭車コストも同時に削減できた。

新ソリューション体系では、顧客の工場やオフィスのCO2排出量の可視化と削減など、低炭素化が中心だったソリューションを、企業活動や社会基盤などの仕組を変える包括的な環境ソリューションとして提供する。

新ソリューション体系は、増大するIT機器の電力と排熱問題に診断、建設など5つのアプローチによって顧客のデータセンター全体の省電力化を支援する「エネルギー効率化テクノロジー&サービス」、交通、電力、水などの公益事業、排出量取引などでリアルタイムのデータに基づいた意思決定を支援する「社会基盤ソリューション」などが含まれる。

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