商船三井、TWTプール／LR1クリーンプロダクトタンカー運航で提携

(株)商船三井は、L R１型クリーンプロダクトタンカーの共同運航、及び営業活動の提携に関して、ＴＷＴプールと覚書に調印し、12月1日から運航、営業開始する。
商船三井が現在運航しているＬＲ１型クリーンプロダクトタンカーを順次ＴＷＴプールに投入し、今後はＴＷＴプールのメンバーとして営業活動を行う。これにより、同社投入船を含むＴＷＴプール全船（２２隻）について、同社が日本および韓国における単独窓口となり、商船三井本社で営業活動を展開する。
クリーンプロダクトタンカーのオペレーターとして豊富な実績を有する商船三井と、ＴＷＴプールが提携することで、世界規模での営業力を強化し、今後ますます多様化する顧客のニーズに、より迅速にかつ柔軟に対応できる体制を整備し、顧客サービスの飛躍的向上を目指すもの。
ＬＲ１型：Large Range 1 の略。クリーンプロダクトタンカーの55 000重量トン～85 000重量トンクラスの船型。この船型は、中東－極東間のナフサ輸送でＬＲ２(Large Range ２、85 000重量トン超クラス型)を補完する船として使用するほか、中東-欧州間のガソリン・ジェット燃料の輸送に使用するなど汎用性が広く、世界的に需要の高い船型。
TWT プール：A/S D/S Torm Waterfront Shipping S.A. Marinvest Shipping S.A. DIFKO の４社で構成するＬＲ１型船のプール運航隊。営業活動はA/S D/S Tormが行っている。運航船は商船三井の投入船を加えると２２隻となり、世界のプロダクト船マーケットをリードすることとなる。同社の加入で５社によるプール体制となる。
A/S D/S Torm：クリーンプロダクトタンカーの分野では世界有数のオペレーター。本社は、コペンハーゲン。ＭＲ型、ＬＲ１型、ＬＲ２型、それぞれの船型においてそれぞれ他船社とプール運航を行い、いずれの船型においても中心的に営業活動を行う。プロダクトタンカーの他に、ドライバルク船・コンテナフィーダー船を運航している。