マンハッタン・アソシエイツ(株)とキムラユニティー(株)は、SCMの実行システムであるパッケージ・ソフトウェア「PkMS(R)」を採用し、物流アウトソーシング事業強化を実施することで合意した。
サプライチェーン実行システム(SCE:Supply Chain Execution)で世界トップシェアを持つマンハッタン・アソシエイツは、パッケージ・ソフトウェア「PkMS」を物流大手のキムラユニティーに導入する。
キムラユニティーは、物流センタ-の運営・管理、配送管理などを荷主に提供する「3PL」サービスを展開。
3PLは、荷主に物流コスト削減などの物流改善策を提案し、調達から納品に至るまでの全ての物流業務を包括的に受託するアウトソーシング・サービス。
キムラユニティーは、同サービスを強化するために、「PkMS」を導入し、顧客の物流現場における実業務の支援を本格化する。
なお、新システムは、日本IBM(株)の統合ビジネス・サーバー「IBM(R) iSeriesTM」上で2003年に稼動する計画。
システムの概要
SCM構築のためのシステムは、サプライチェーン計画(SCP)システムとサプライチェーン実行(SCE)システムの2つの領域に大別される。SCPは、生産を中心に中期的な物流計画を策定するためのシステムで、複数の工場における生産や物流の効率化を行うとともに、生産計画立案や納期回答、需要予測などの機能が提供される。
SCEは、物流現場での入出荷・在庫・配送などの業務を管理し、実業務を行う現場支援のためのソリューションシステム。昨今、SCMを構築にするに当たり、高性能でリアルタイムな、そしてグローバルなSCEへの関心が高まってきている。
PkMSは、複数の倉庫や荷主の情報を一元管理ができ、かつiSeriesのユニコード技術をベースに開発されているため、同時に多言語に対応できることが最大の特徴。
今回のPkMSとiSeriesの組み合わせは、日本における初めてのケースになるが、海外では豊富な実績があり、そのノウハウを活かすことが可能です、各業界向けには実績に基づくテンプレート(ひな型)が用意されており、短期間でソリューションシステムが提供できる。
iSeriesは、インターネット・サーバーとしての機能をOSに標準装備している上に、WebSphere(R)などのインターネット・アプリケーション構築ソフトウェアやJavaTMの開発環境や実行環境を提供している。
このため部門内や取引先との連携に、オープンなネットワーク技術を活用できるプラットフォームが必要となるSCMシステムにとっては、iSeriesが最適なサーバーとして採用された。
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マンハッタン・アソシエイツ/キムラユニティーSCMで物流アウトソーシング事業強化
2002年11月21日/未分類
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