味の素(株)は、川崎物流センターを2002年9月に竣工し、本格稼動した。
同物流センターは、「川崎工場の製品倉庫としての機能」と「他工場生産製品のデリバリー機能」を併せ持っている。
保管能力は常温,定温とあわせて20 000パレットの収容能力を持つ同社最大のドライ倉庫。
またデリバリー機能は、全国在庫拠点への補充元機能と首都圏得意先への出荷機能の共存を実現。
多岐にわたる「出荷元」「届け先」「商品」を瞬時に組み合わせる「クロスドッキング機能」を導入し、従来のリードタイムを変更することなく1台の車両で届けられるとともに、得意先の荷受け業務の低減にも貢献できる。
このクロスドッキング機能による小口出荷の積み合わせを通じて配送効率の大幅向上が可能となり、首都圏物流ネットワークの再編が完了。なお、クロスドッキングの立ち上げは2003年春を予定している。
高度な機能を実現のため、今までにないスピードでパレタイズを実現した「層別パレタイザー」、商品の荷姿形状を瞬時に読み取って最適な積み付けをする「ランダムパレタイズロボット」、規格外商品にも対応する「人手ピッキング機能」、スペースの有効活用に貢献する「浮揚式ケースソーター」、入出庫車両のドライバーにモニター画面とタッチパネルで着床バースを指示する「無人受付機能」等を導入している。
これらの高度な自動化推進により、労働集約に偏りがちな倉庫業務において、大幅な省人化を実現し、これらのハイテクノロジーは、作業員の働きやすさへの配慮を随所にちりばめて「人とテクノロジーの調和」を具現化している。
設備概要
名称:味の素株式会社 川崎物流センター
所在地:神奈川県川崎市川崎区鈴木町1-1
運用主体:味の素物流株式会社
敷地面積:27,360㎡
延べ床面積:47,058㎡
保管能力:
15,768パレット(常温自動倉庫)
3,828パレット(定温自動倉庫)
364パレット(層別ラックシステム)
25,300ケース(フリーサイズ自動倉庫)
入庫能力:250パレット/時
出庫能力:300パレット/時
物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信
味の素/川崎物流センター稼動
2002年12月01日/未分類
未分類に関する最新ニュース
- LNEWS/2010年アクセスランキング (12月29日) 2010年12月29日 未分類
- 東洋ゴム/トラック用タイヤなど7%値上げ (12月13日) 2010年12月13日 未分類
- JX日鉱日石エネルギー/ガソリン混入軽油販売 (12月01日) 2010年12月01日 未分類
- JX日鉱日石エネルギー/11月の軽油卸価格1.2円上げ (11月30日) 2010年11月30日 未分類
- ロジスティクス手帳2011/販売開始、特別価格1800円 (11月25日) 2010年11月25日 未分類
最新ニュース
- スズケン/福岡県に物流センター稼働、設備投資60億円(12月29日)
- LNEWS/2010年アクセスランキング(12月29日)
- 日本貨物航空/韓国公取委の課徴金で、ソウル高等法院に訴状提出(12月29日)
- 花王/中国・安徽省に家庭用製品の生産拠点用地取得(12月29日)
- タケエイ/倉庫を取得(12月29日)
- ドイツポストDHL/カーボン・オフセットの輸送サービスが年間10億件に(12月29日)
- 象印マホービン/国内外の物流システム再構築(12月28日)
- モリト/適正在庫のグローバル化実現へ(12月28日)