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武州製薬/冷蔵倉庫等新設

2006年03月02日/物流施設

武州製薬(株)は、新設した「バイオ医薬品の検査・包装ラインと冷蔵倉庫設備」を3月1日から稼動する。同時に、内服固形剤の医薬品の検査・包装設備も増設し、その製造能力を増強した。

今回の目的は、冷蔵保管が必要なバイオ医薬品の検査・包装業務に対応した設備を新設し、外資系製薬会社からの製造受託に対応することにある。

また、内服固形剤の医薬品の検査・包装設備増強目的は新規の製造受託増加に対応すし、これらの目的達成のため、既設包装棟を増築・拡張すると同時に冷蔵倉庫棟を新設し、両棟に対応する新設備を設置した。

新設備では、内服固形剤バルクの検査・包装業務に加えて、バイアル・アンプル・シリンジ等の形態の注射剤で冷蔵保管が必要になることが多いバイオ医薬品の検査・包装業務も実施可能となった。

医薬品・治験薬の受託製造専門会社である武州製薬は、内服固形剤関連の医薬品・治験薬の製造受託業務に加えて、今後に市場拡大が期待されているバイオ医薬品の検査・包装受託業務も拡大する。

包装棟増築部分の概要
増築部分建物概要:鉄筋コンクリート2階建て(延べ床面積:約2,500㎡)
総工費:約26億円
設備概要:主要なバイオ医薬品設備構成
1)バイアル検査・包装ライン
2)バイアル用シュリンクラベル包装ライン
3)プレフィルドシリンジセット包装ライン

主要な内服固形剤設備構成
1)高速PTP包装設備3ライン(2ラインは既設包装棟内に設置)
2)錠剤自動検査機2台
3)錠剤印刷検査機1台

冷蔵倉庫棟の概要
建物概要:鉄骨平屋造(軒高:18.2m、床面積:約275㎡)
総工費:約2億円
設備概要:
138パレット保管(スタッカークレーン2基)
保管条件:2~8℃
温度管理:連続温度監視および記録
バックアップシステム:2区画に区分、2系統の空調システム、非常電源設備

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