LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

JR東海/新幹線による荷物輸送

2002年12月12日/未分類

東海旅客鉄道(株)(以下:JR東海)は、新幹線を利用した高付加価値の荷物輸送について表明している。
新幹線の車内スペースを有効利用した、高付加価値の荷物輸送について考え方がまとまった。
今回の事業は、宅配業者が集荷した荷物を、規格を統一した大型ジュラルミンケース(重量制限あり)に入れ、1個単位で施錠して宅配業者に発駅まで持ち込んでいただき、これを新幹線で運んで、着駅で再び宅配業者に引渡しをするというもの。
つまり、宅配業者に東海道新幹線の一部スペースを荷物輸送ツールとして提供し、利用運送してもらうという事業。
この事業については、同社としてはずっと以前から関心をもって検討していたが、今回、大手宅配業者の方々に「東海道新幹線沿線の東京・名古屋・新大阪圏間において、重要書類・高額物品等を申し込み当日あるいは翌朝一番に配送する宅配サービスを作りたい」というニーズがかなりあるということを把握することができたため、こうした事業を企画し、現在、具体化に向けて大手数社と話を進めている。
実施については、平成15年4月からの事業開始を目標にして詰めており、最初は東京駅・新大阪駅それぞれを始発・終着とし、停車時間にゆとりのある列車を活用して、まずは東京・新大阪の2駅間限定でサービスをスタートする。
さらに、15年の秋には列車ラインナップが大きく変わるので、それ以降には、東京・新大阪間に加えて、東京駅・名古屋駅間での取り扱いも手がけたいと考えている。
なお、東海道新幹線を利用しての荷物輸送については、国鉄時代から続いている「レールゴーサービス」があるが、このサービスは一般の顧客に直接駅まで持ち込むもので、固定客も存在することから、今回実施するサービスとは併存させる。
今回のサービスは、荷物を宅配業者が集めてトランクに入れて、それを駅まで運んできて、新幹線を利用して運送するという形であり、「レールゴーサービス」とは異なるサービスとなる。
顧客には商品の内容に応じて使い易いものを選択していただくのが良いと考えている。
具体的な話はこれから最終段階の詰めに入り、料金・量など詳細の事業内容が固める。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース