沖電気工業／グループ企業55社の事務用消耗品調達システム統一

沖電気工業(株)は、グループ企業55社の事務用消耗品調達システムを統一し、環境にやさしい製品を集中購買することで、効率的なグリーン購入と、調達コスト削減を促進する。
統一システムは、2003年1月に本格導入し、特殊品を除いた事務用消耗品で、グリーン購入率100％を達成するとともに、年間約6 000万円、11％のコスト削減が見込まれる。
同社は、2001年度策定の環境保護活動計画「エコ・プラン21（2001年度版）」において、購入品の製造・使用時のCO2削減、廃棄時の有害物質流出低減のために「グリーン調達活動の拡大」を重要テーマとして位置づけ、沖電気グループ全体で取り組んできた。
製品に使用する材料のグリーン調達統一については、既に2002年9月、全社統一基準である「グリーン調達基準書」を公開しスタートしている。
事務用消耗品のグリーン調達統一については、ことし10月より、グループ企業55社および各地区の購買責任者からなるワーキンググループを発足し、取り組んできた。
ワーキンググループでは、まずリサイクル原料の使用、製造時のエネルギー消費量などからなる「沖電気グリーン購入基準」を定めた。
次に事務用消耗品調達システムを統一し、従来15 000点あった事務用消耗品メニューを見直し、特殊機器に使用する消耗品を除いて全て「沖電気グリーン購入基準」適合品である1 500点に絞り込んだ。
これにより各購買部門では、「沖電気グリーン購入基準」適合品を必ず調達するため、特殊品を除く全ての事務用消耗品で、グリーン購入率100％達成と、集中購買によるコスト削減が可能となった。
今後は、椅子・照明器具・ロッカー等の什器備品にも統一調達システムの対象を広げ、さらなるグリーン購入と調達コストの削減を進めていく。