近鉄エクスプレス／成田ターミナル増築棟完成

(株)近鉄エクスプレスは、ことし5月より千葉県成田に建設中の、KWE成田ターミナル増築棟が竣工し、12月10日より営業を開始した。
同ターミナルは1998年11月の第一次竣工以来、輸入貨物の一時保管や流通加工など、最新の情報システムを組み合わせた物流施設として、多くの顧客の要望に対応してきたが、スペースが手狭になったため、今回の施設拡張していた。
施設概要
所在地：千葉県山武郡芝山町大里鴻之巣157-1(既存施設を拡張)
増築規模および構造
構造：鉄骨鉄骨コンクリート造一部鉄骨造 地上5階
建築面積：4 203.49㎡(約1 271.55坪)
延床面積：14 257.77㎡ (約4 312.97坪)
既存との合計：40 095.33㎡(約12 128.79 坪)
増築エリアでは、ULDワークステーションシステムを導入し、輸出貨物のULD(航空機搭載用パレット等)へのビルドアップ、空港から直接搬入される輸入ULDのブレイクダウンを、安全かつ効率的に実施することができる。
輸出貨物の場合、ワークステーションで組み付けされたULDは、ローラーで自動搬送され計量された後、トラックドッグリフタによりトラックの荷台の高さまで持ち上げられる。輸入の場合は、この逆の流れとなる。
ULDワークステーションシステムの機器仕様。
積載荷重：6 800kg
昇降速度：約3m/min.
搬送荷重：18m/min.
揚程(トラックドッグリフタ)：プラス 508mm～プラス 1600mm
揚程(ワークステーション)：マイナス 1500mm～プラス 508mm