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インターフェイス・テクノロジー/「無線LAN内蔵型 携帯情報端末」利用の看護支援システム

2003年01月19日/未分類

インターフェイス・テクノロジー(株)は、カシオ計算機(株)と共同で、カシオ製の無線LAN内蔵型携帯情報端末「カシオペアDT-5100」を用いた看護支援システム「nns 看護支援システム」を開発した。
両社は『nns 看護支援システム』を、1月22日に新宿NSビルにて開催される「Casio Mobile&Printing Solution Fair2003 ~物流・流通・医療ソリューション~」(主催:カシオ計算機株式会社)に共同で出展いたします。また、今後、販売代理店を募りながら全国の医療機関、医療関係各社に向けた展開を協力して進めてまいります。
看護職員の不足を補うために、現在、各医療機関においてIT導入が積極的に行われようとしているが、「システム導入コストが高価」、「パソコンスキルが高くないと利用できない」といった医療機関からの声が寄せられており、今回、無線LAN内蔵型携帯情報端末による看護支援システムを開発した。
携帯情報端末を使用することで、パソコンのスキルが無い方々でも直感的に操作が可能であり、導入後の活用率を高めると共にシステムコストの圧縮も実現できる。
また、バーコード認証による薬剤と患者様との整合性チェックやベッドサイドでの携帯情報端末へのケア内容入力により、安全で質の高い看護の提供が可能になるとともに、データ転記や再入力等の事務的作業を軽減し、少しでも長く患者様のケアに専念できる環境が期待できる。
将来的には、看護支援システムの他に与薬確認システム(輸血、点滴、注射等)、ナースコール連動を一台のカシオペアで実現し「1台3役」をコンセプトにナース端末を展開していく。
nns 看護支援システムの主な特長
・ナースステーションから離れた場所でもリアルタイムにアクセスが可能
無線LAN機能(IEEE802.11b)により、病室からでもシステムへのアクセスが可能。緊急時の迅速な対応が可能。
・カシオ製のオールインワン型携帯情報端末を採用
無線LAN・バーコードスキャナ・10キー・カメラを内蔵しながら、持ち運びが苦にならない小型軽量の携帯情報端末「カシオペアDT-5100」を採用しており、パソコンスキル等の無い方々でも、端末の画面をタップするだけで容易に業務を行える。
内蔵のバーコードスキャナを利用することで、システム運用時の必須項目である認証業務も正確・スピーディかつ容易に行えます。さらには、優れた耐環境性能により、現場での落下衝撃や水滴にも備え、汚れをエタノール綿等で拭き取ることが可能。
・ナースセンターからの呼び出しや端末同士での内線通話が可能(VoIP機能)
VoIP機能の装備により、ナースセンターの電話機から端末を呼び出して通話をしたり、端末からナースセンターへの内線通話が行え、端末同士での呼び出して内線通話をすることも可能。
・看護記録業務を支援する「カメラ機能・ボイスレコーダー機能・手書きメモ機能」
内蔵カメラを使えば、文字では表現しずらい内容を画像として記録でき、忙しい場合やとっさにメモが必要な場合には、ボイスレコーダーで音声メモを録ったり、手書きメモ入力が可能。
・セキュリティ機能
バーコード+パスワード認証による端末ログインのほか、無線LANのセキュリティとしてPPTPに対応。その他の無線LANセキュリティ方式にも対応していく予定。
・パソコンで運用中の看護支援システムと連動させて使えるバージョンも用意
ナースステーションのPCに他社の看護支援システムが導入済みの場合、携帯情報端末機能だけを連動させることができる「コンポーネントバージョン」も用意した。
■主な業務機能
1. バイタルサイン入力
体温・脈拍・呼吸・血圧等の各データやコメントを、ベッドサイドで入力・閲覧可能。
2. In-Out入力
服薬・食種・食事・排尿・排便・コメントなどのデータを、ベッドサイドで入力・閲覧可能。
3. 観察項目入力
患者ごとに異なる観察項目を自由に設定でき、ベッドサイドでコメントを入力・閲覧可能。
4. オーダー確認・実施入力
オーダリングシステムと連携してオーダ情報を一覧表示。ベッドサイドでオーダー実施を入力・閲覧可能。
5. 薬剤、注射、輸血認証機能
医師や薬剤師の指示データを自動的に参照し、薬剤等の物品と患者との整合性をバーコード認証で行い、投薬したスタッフ情報もバーコードによって入力可能。
6. 患者管理機能
患者の基礎データ登録から、入退院・転科機能。
7. 看護計画機能
アセスメントから問題点を抽出し、看護業務に対する評価が可能。
8. 体温表作成機能
携帯情報端末と連携して、1週間、24時間、8時間、4時間単位での体温表の表示が出来るだけでなく、数値の推移をトレンド グラフとして表示可能。
9. カーデックス機能
医師からのオーダー情報、看護計画からの指示などケア・処置・検査・注射・与薬データ内容の閲覧登録可能。オーダリングシステムとの連携可能。
10. ワークシート機能
医師からのオーダー情報に加え、看護計画からの指示内容を閲覧登録可能。
11. 看護管理機能
携帯情報端末から取り込んだ情報に、PC側で情報補足することで、看護に必要な帳票を自動的に出力できる機能。
12. 看護スタッフ管理機能
看護スタッフの経歴管理から、配置状況の作成・確認、超過勤務の処理が可能。

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