綜合警備保障／新防弾チョッキ導入

綜合警備保障(株)は、現金輸送車などに対する銃器による犯罪に対応するため防弾チョッキを改良し、2003年3月より新防弾チョッキを導入する。
　昨年、横浜および名古屋で発生した当社の現金輸送車に対する襲撃事件で、同社の警備員が銃器で襲撃された。
同社の警備員は防弾チョッキを着用しており、一命を取り留めたが、防弾チョッキで覆われていない部分に被弾したものもあり、重傷を負った。
この事件の教訓を生かし、新防弾チョッキはイスラエルから取り寄せた最新・最強の防弾材を用い、同社が独自に蓄積した警備に関するノウハウ等に基づき工夫を加え、背面・脇腹を特に強化したものを開発した。
従来製の防弾チョッキと比べて、安全性・運動性・収納性（デザイン等）において優れており他の防弾チョッキの追随を許さない。
事件の起きた神奈川・愛知に3月下旬をメドに導入し、順次、全国の現金輸送業務に従事する隊員全員に配備する予定。